かつて日本では「災いは風に乗ってやってくる、強い風は流行病や悪い神をも運んでくる」と信じられていました。
お寺の堂の軒の四隅に、風鐸(ふうたく)と呼ばれ鐘形の鈴が吊り下げられ、
風が吹くと鳴る「カランカラン」という音、その音が届く範囲は聖域として災いから守られると考えられていました。
日本の夏は気温も湿度も高く、菌が繁殖しやすく病も広まりやすい季節です。夏を乗り越えるための魔除け道具、暑気払い、魔除けの意味合いから、
涼を楽しむ夏の風物詩へ定着していったのが風鈴です。江戸時代には吹きガラスで作られた風鈴が一世を風靡し、天秤にたくさんの風鈴をぶら下げた風鈴売りたちがいたそうです。
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小田原で室町時代からの伝統を受け継ぐ鋳物工房の風鈴です。
軽やかで凛とした音の響き、長く残る余韻は、
鈴虫、松虫の可愛らしい音色のようです。
こちらは「松虫風鈴」です。